投資の基礎と株

【投資の基礎と株編⑨】株のチャート分析のやさしい覚え方~Part2 出来高と株価と板とは

出来高と株価と板

この回でわかること

  • 出来高ってなに?
  • 株の値段はどうやって決まるの?
  • 株の板ってなに?どうやって見るの?
  • 出来高が表すこととは
  • 出来高が急増すると株価が大きく動く理由

出来高は棒グラフで表される

ローソク足の次は「出来高」について説明するわね。

出来高は、株価のチャートの下に棒グラフで表示されてるやつ

ふむふむ

出来高は、売買が成立した株数のことよ。

たくさん売買が成立すると出来高が大きくなって、このグラフの背も高くなるわ

売買が成立するっていう意味が少しわからないんだけど…

いまいちピンと来ないかもしれないわね。

じゃ、もう少し丁寧に説明するわ

株の価格はどうやって決まるの?

そもそもだけど、株の値段はなんで決まるかわかる?

えっと…言われてみればなんで値段が変わっていくんだろ

株価は、需要と供給で決まるの。

これは、「オークション」に似てる部分があるわ。

例えば、金山が漁師さんだとするじゃない?

で、朝に魚を大量に釣ってきて、市場で業者にオークション形式で魚を売るとしましょう。

どういう時にその魚の値段が高くなっていく?

そりゃもちろん、購入したいって人が多いと、どんどん値段が上がっていくよね

そう。

逆に、全然売れない時はその魚を欲しい人がいない時だよね

そうだね

株価もそれ少し似ている部分がある。

株価が上がるときは、株を買いたいという需要が多い時

その株を欲しいと思っている人がたくさんいると、「高くてもいいから売ってくれ!」っていう人がたくさん出てくるわよね。

そしたら「お、こんなに高くなるなら売っとこか」って人が出てくるけど、それでも買いたい人の方が多いからどんどん株価が高くなっていく。

「もっと高くなってもいいから売ってくれ!」って状態よ

まさしくオークションみたいだね。

買いたい人が多いから相場が高くなっていくんだ

逆に、「売りたい」と思う人の方が多いとどんどん株価は下がっていく

さっきの魚の例えでも、売れなかったら値下げして買ってもらってたね

そんな感じで、買いの需要が高くなると株価は上がって、売りの需要が高くなると株価は下がるの

なるほどねぇ〜

その企業が不祥事を起こしたり、業績が悪くなったら株価が下がると思ってたから、需要と供給なんて考えたことなかったな

もちろん、そういうマイナスのことが起こると株価は下がることが多いわ。

それは、株主が「この会社ダメだな。もうこの株は要らないわ」って思って売るから、売りが多くなって値段が下がるって仕組みなの。

つまり、企業の業績が悪いと株の売りの需要が高まっていくのよ

じゃあもし、企業の業績が下がっても、それでも買いたい人が多かったら株価は上がっていくの?

そうよ。

ただし、ズタボロの企業を高い値段で買いたい人は少ないから、あんまりそういうことはないと思うわ

出来高はどれだけ売買が賑わっているかを表す

株価が需要と供給で決まるってことがわかったところで、出来高の説明に戻るわね。

出来高のグラフが伸びているところでは、売買がたくさん成立しているの。

つまり、その時、売りたい人と買いたい人がたくさんいて売買が盛り上がっているって事

売買が盛り上がっているってことは、えーっと…

売りたい人しかいない、買いたい人しかいない、という状態じゃ売買は成立しないわよね。

売りたい人と買いたい人の値段がマッチングして、初めて売買が成立する

そしてその売買がたくさん行われるから、株価も動くのよ

言われてみれば当たり前だけど、売買が成立するには、買いたい人と売りたい人両方いないといけないんだね。

それじゃ、人気のない株だったらそもそも人がいなくて、自分が買いたいと思っても売ってくれる人がいないんじゃない?

その通りよ。

マッチングする相手を見つけるには、たくさん人がいる場所で見つける方が簡単なの。

自分が買いたいとき、売りたいときにすぐ相手を見つけるためには、その株の売買が賑わっているのかを調べないといけない

その時に出来高のグラフが役立つのか

そう。

ある程度ちゃんと出来高がある株を選ぶ方がいいの

売買のマッチングは板で見よう

株の売買でマッチングする相手は、目で見ることはできないの?

例えば、「1000円で売りたい人が20人います」とか

人数はわからないけど、「○円で▲株売りたい人がいます」っていう情報は見ることができるわ

そうなんだ!

あとで、詳しく話すけど、株は在の値段じゃなくて、値段を指定して予約注文を出すことができるのね。

その予約注文が一覧されていて、投資家はそれを見ることができるわ。

この一覧表のことを「」と呼ぶの。下の図が板よ

この板の株は、321円以上で売りたい人と、306円以下になったら買いたい人が多いみたいだね

そう。

これで金山が今「313円で100株買いたいです」って注文を出したら、313円の欄が100株増えるわ

そして株価が313円に動いたとき、自分の順番に回ってきたら無事に購入することができるわ

自分の順番に回ってこないことがあるの?

さっきの板の図では、313円には金山より先に200株分予約が入ってたよね。

もし「313円で100株売ってやる」って人が現れても先に注文を出していた他の人とマッチング成立されちゃうわ

えーそっか。早いもの順なとこがあるんだね。

もし、どうしてもその株が欲しいと思ったらどうしたらいいの?

314円で注文したら、成立しやすいよね?

なるほど。

そうやって値段が動いていくのか

そういうこと。

マッチングして売買が成立すればするほど、株価が動いていくの。

たくさんの売買が行われると、株価は大きく動くことになるって意味がわかったかな?

ここでチャートに戻ってみようか。

出来高のグラフが大きく動いたあと、株価が大きく伸びてるわね

ほんとだ。

ローソク足が大きな陽線になってる! 株価が大きく上昇した証だね

そう。

たくさんの売買が行われてその結果株価が大きく伸びたの。

このように、出来高が動くとその後に株価が大きく動くとされている

出来高は要チェックだね

株の取引をするにあたって、出来高のチェックは必ずするべきよ。

売買の数ない銘柄だと、売買が成立しないことが多いからね。

そして、出来高のグラフが大きく動いたら大注目そのあと大きく株価が動く予兆になってるわ

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