- 年金はどうやって運用されているのかを知ろう
- 年金のもらえる金額の計算方法
- 年金の問題点はなに?
- 年金を自分で増やすiDeCoという制度
年金は破綻するの?

国民年金は1961年に始まったんだけど、この年の平均寿命は男性66歳、女性70歳だったの。
- 少子化問題に取り組み、子供の出生率を上げる
- 年金の受給開始年齢を平均寿命の近くまで引き上げる
そもそもは年金開始してから10年以内に死ぬことを想定して作られたシステムだから、今の平均年齢に合わせてもっと開始年齢が繰り上げられることは対策として予想できるわ
日本人は減っていってるんだって聞いたことあるよ
日本以上に出生率が低い先進国もたくさんあるわよ。でも世界的には人口は増えている。
これは途上国の人口が増えているのね。でも、先進国は皆出生率が下がっているの。これは日本だけの問題じゃないわね。
先進国は少ない人数の子供に、お金をかけて教育することを望むし、子供を産むことを選択しない人も多くなるからね。
ちょっと話は逸れたけど……昨今、少し出生率は改善してきたと言っても、昔のように1人の女性が平均して3人以上生むという時代に戻るのは難しいと思うわ
年金だけでなく、税収やGDPにも影響があるわ。・・・っと、また少し話が逸れたわね。
で、年金がこういう状況になっているわけだけど、あなたが生きている間は破綻はしないと思うわ
破綻はしないけど、さっき言ったように受給年齢は繰り上げられる可能性は高いわ
年金っていくら貰えるの?
もともと、年金はモデル世帯で見て、所得代替率50%以上を想定されている制度よ。
モデル世帯が働いていた時の手取りの50%は年金で賄えるようにしようという考え方ね

でも、昔は80円で買えた。ジュースだけじゃなく、あらゆるものの物価はその時の経済状況によって変わるのよ

例えば、払った額が5倍以上でも、貰う額に5倍の差があるわけじゃないの。
つまり、相対的に見ると、所得の低い人の方が年金では得することになるわ2
所得代替率はどうやって決まるの?
人口減少や経済の成長の停滞によって下がってくるの
この所得代替率を向上させるためにも、
- 年金の未払いを減らす
- 少子化問題に取り組み、子供の出生率を上げる
- 日本人の経済成長率を向上させる
将来どうやって暮らすのかを考えよう
年金の所得代替率が50%なら、ざっくり考えて今の給料の半分くらいの価値の生活費しかないってことよね
例えばこんな選択肢があるわ
- 老後は年金の範囲内の生活をする
→生活コストを下げるために現役のうちに家のローンをおわらせる or 老後は家賃の安い所に拠点を移すなど - 老後は年金を貰いながら、足りない分は少しだけ働く
→老後も働き続けられるような仕事や体力を手に入れるなど - 老後は年金を貰い、足りない部分は蓄えを切り崩す
→現役世代の時から、貯蓄や投資で老後資金を蓄えるなど
今現在の物欲や食欲が老後になっても続いているとは限らないわ。むしろ老後になったら、欲しいものや食べたいものが減ってくる人の方が多いと思わない?
今よりもっと、飲み会で使う交際費もオシャレのためのお金も、お菓子代も少なくて済むようになって、生活費はぐんと減ると思うわよ
そしたら家賃を少なくできるわよね
老後に限らず、その時の所得に見合った暮らしをすればいいだけなのよ。それで足りないなら、働けばいい。
今は人生100年時代と言われているんだから、定年で仕事を辞めてから何十年も働かずにいることは勿体無いわ
つまり、トウ子先輩は、さっきの老後の対策のうち「①生活コストを下げる」と「②老後も働く」をおすすめしているってこと?
- 生活コストを下げて身の丈に会った生活をする
- 定年後も働く
- 働けなくなっても安心なように、老後資金を作っておく
この三本の矢で老後の生活は安心できるようになると思うわ。
「③老後資金を作っておく」は、今の時代にマストよ
自分で年金を増やすiDeCoという制度
個人型確定拠出年金っていうのが正式名称だけど、iDeCoで覚えておけばOKよ。
iDeCoは、簡単に言うと「自分で作る年金制度」
今まで1階建てや2階建ての年金しかもらえなかった人が、自分で三階部分を作れるようになる制度なの

私はつみたてNISAを始めたから、これが老後対策になっているかなって思ってるけど…
つみたてNISAとの大きな違いの1つはiDeCoには節税効果があるって撮ろね。
このへんについて、詳しく解説していくから、現在つみたてNISAで資産運用をしている人も、iDeCoと併用できないか検討してみてね
今回は、「自分で年金を作れるiDeCoという制度がお得」ということだけ覚えておいてくれたらOKよ
ねんきん定期便を見る
自分が今までどれだけ公的年金を支払ってきたかを把握しておくことも大事よ
あれに今まで自分が今まで支払ってきた年金の額が書かれているわ
ねんきん定期便すら目を通さないのは、不安の原因すらわかってないみたいなものよ。
不安の原因もわからないのに漠然と不安に思って焦っているって馬鹿らしいと思わない?
とりあえず、ねんきん定期便を見たら、自分が今までどれだけ払ってきているかがわかるから、毎年ちゃんとチェックするように